「心の病気からの回復 = 働けること」こんなイメージありませんか。
もちろん働けることは素敵です。
心の病気から回復して
バリバリ働いている人もいるでしょう。
しかし心の病気を抱える多くの人は
働けることを目標にすると返って回復を遅らせる場合があります。
ではどんな目標を持てばよいのでしょうか。
今日はそんな話です。
働かざる者食うべからず…心の病気の回復を遅らせるプレッシャー

働かざる者食うべからず。
私が学生の頃…
大人たちから教えられた言葉です。
確かに…働くことは大切です。
私もそう想います。
しかしその一方で
働かない人は半人前…そんなプレッシャーを
私はずっと感じていました。
++
このプレッシャーは
心の病気を抱えているために
働くことのできない人にも重くのしかかります。
その結果…無理をして働いて
症状が再発or悪化するケースもあります。
また周囲の人たちも
一日も早く働けるようにとのプレッシャーを
無意識に与えています。
これも当事者の回復を遅らせる要因となります。
日々の暮らしがそれなりに送れるのならOK

心の病気を抱える彼女と
一緒に暮らしはじめて約12年になります。
現在の私たちの結論としては
日々の暮らしがそれなりに送れるのならOK
と考えています。
もちろん彼女は福祉のサポートを受けています。
それでも無理をして働くことを選択していたら
症状が安定せずより多くのサポートを必要としていたかもしれません。
つまり…
ベストな選択ではないけれどベターな選択。
日々の暮らしがそれなりに安定して暮らせればOK…
そんな選択を2人は選びました。
++
もちろん最初から
この選択ができたわけではありません。
付き合い始めの頃は
早く元気になって彼女がお金を稼げるように…
そんなことを真剣に考えていました。
しかし…
毎日の生活が安定していないのに
がんばっていたので、
結局、彼女の体調が悪化してしまい
それどころではなくなりました。
多くの人の労力、お金、時間を
費やすことになりました。
もしも当時の私に会えるなら…
今は2人で安定した生活を送れることだけを考えろ。
働くことなんて今はどうでもいい。
…そんな言葉を伝えます。
まとめ
心の病気からの回復。
まずは日々の暮らしが
それなりに送れることを目標にしましょう。
それだけでもあなたは十分にがんばっています。
働けない人は半人前みたいな風潮があります。
しかし…そんな風潮に流されないでください。
++最後に宣伝を少しだけ++
こころの病気を抱える彼女と
その彼女に惚れた恋愛経験ゼロの私
悪戦苦闘しながらも日々の暮らしから学んだ
幸せな生き方のヒント。
コツコツ発信しています。

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