こころの病気を抱える人との暮らしは大変です。
私もその1人なのでよく分かります。
だからこそ伝えたいことがあります。
それは…
どんなに家族のケアが忙しくても
自分一人の時間を作る。
今日はそんな話です。
家族のケアが忙しくても自分一人の時間を作る理由
どんなに家族のケアで忙しくても
自分一人の時間を作る。
なぜなら自分自身が
体調を崩しやすいからです。
その理由を2つ述べます。
（１）自分1人が生きていくので精一杯な時代
自分1人が生きていくので精一杯…
そんな時代になった。
48年間生きてきた私の人生経験から感じます。
もちろん私一個人の戯言です。
それでも共感して頂ける方は多いはず。
ぜひ一度、自分に聞いてみてください。
人を助ける、気遣う、労る…
そんな心のゆとりを自分は持っているだろうか?
このことにYESと答えられますか?
＋＋
私は…YESと答えることが
出来ませんでした。
自分のことで精一杯、
その上彼女を支えないと行けない。
心のゆとりを持っているとは言えない…
そんな気持ちです。
そのような状態で家族のケアを行うと
自分の体調を崩しやすいですね。
（２）心の病気を抱える人のケアは難しい
心の病気を抱える人のケアは難しいです。
なぜなら心の状態は目に見えませんから。
家族の何気ない言動で体調を崩すことがあります。
症状に波もあります。
つまり…
コミュニケーションスキルや病気に
対する知識が必要です。
しかし
そのようなスキル・知識を家族が
持っているとは限りません。
おそらく苦労する場面が多いはず。
自分の事で精一杯なのに。
そして
そのような状態でケアを続けていると
家族自身が体を壊してしまいます。
これは決して
珍しいことではありません。
＋＋
私は過去に…
心の病気を抱える当事者の家族が集まる会に
2年間通っていた経験があります。
その時に参加していた家族と話をすると
家族自身がうつや不眠症になった話を何度も聞きました。
自分の体調を守るための対策
心の病気を抱える人のケアをする家族は
体調を崩しやすいことを説明しました。
それでは家族はどうすれば良いのでしょうか
今からその対策を紹介します。
（１）自分1人の時間を積極的に作る
私のおすすめは
自分一人の時間を作ることです。
これは私の経験でもあるのですが
心の病気を抱える彼女のケアをしていると
人間関係に疲れてしまう時があります。
すると…無性に一人になりたくなります。
そこで…
自分一人の時間を作ります。
積極的に。
＋＋
私の場合…時間にすれば10分程度。
・少し早めに出勤。コンビニの駐車場で目を閉じて深呼吸
・仕事帰りにコンビニに寄って、音楽を聞きながら外の景色を眺める
ポイントは
ストレス発散ではなく
自分と向き合う時間を作ることです。
そうやって…
がんばっている自分をほめてあげます。
どんなに忙しくても
朝と夕の2回、自分一人の時間を作りましょう。
自分の心を守るためにも大切なことです。
＋＋
私の以前は
仕事が終わったら、アパートに直帰。
休みの日はずっと彼女と一緒に過ごしました。
好きだから一緒にいたい…その気持ちがさせました。
しかし、
病気の彼女をケアしないといけない。
そんな気持ちもありました。
今振り返ってみると
当時の自分には余裕がなかったです。
時々言い合いになると「俺だって…限界。精一杯」
そんなことをよく口にしていました。
全く…バカな自分です。
自分の心が悲鳴をあげていたのですから。
そして自分一人の時間をとるようになりました。
最初は心理的な抵抗が相当ありました。
なんか悪いことをしている気分。
罪悪感のようなもの…
でもそんな気持ちを振り切って
自分一人の時間を作るようにしました。
結果的に…
彼女とも
忙しくしている自分とも
距離をとることができるようになり
気持ちが楽になりました。
自分の心が壊れずに済みました。
（２）公的サポートを受ける
公的サポートを受けることも大切です。
彼女の場合は…
精神科の訪問看護のサポートを受けています。
なぜなら
専門的知識を持つスタッフは
心の病気を抱える人への接し方・対応がうまい。
勉強になります。
加えて
家族の悩みも聞いてもらえます。
自分一人の時間だけでは消化しきれない想いを
話すことができます。ありがたい存在です。
まとめ
心の病気を抱える人を支える家族は大変です。
体調を崩されることが珍しくありません。
だからこそ
自分一人の時間を作って
自分の心を守ってあげましょう。
＋＋最後に宣伝を少しだけ＋＋
こころの病気を抱える彼女と
その彼女に惚れた恋愛経験ゼロの私
悪戦苦闘しながらも日々の暮らしから学んだ
幸せな生き方のヒント。
コツコツ発信しています。
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