私と彼女が付き合い始めて約11年。
その間に3度の入院(精神科)を彼女は経験しています。
彼女をどのように支えていけばよいのか?
毎日考えています。
それでも…
正直答えは出ていません。
それでも最近…
少しずつ正解に近づいている気がします。
今回のブログは
彼女を上手く支えることができず、悪銭苦闘をしていた過去の自分へのメッセージ。
この想い届け!!
今日はそんな話です。
過去の失敗談|細かく生活のルールを決めることが彼女を守ること?

二人の生活の現状を紹介します
最初に私たちの暮らしぶりをざっくり説明します。
・私と彼女と愛犬のアパート暮らし
・訪問看護は週に1~2回
・親は高齢で頼れない
・介護施設で介護士として働く私
・勤務は不規則、夜勤付き
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いかがですか?
心の病気を抱える彼女との暮らし…
大変そうだ。
そんな印象を持った人が多いのでは?
まあ確かに大変です。
なんと言っても
勤務が不規則なのがきつい。
特に「月に5回もある17時間夜勤」がトドメの一撃…
生活リズムが乱れやすい原因になります。
理想は「勤務日が固定&夜勤なし」。
そうすれば二人の生活リズムが安定して、彼女の病気にも影響が少なくて済みます。
しかし現時点では仕事を変わるのは難しいです。
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そんなこともあって
彼女をどのように支えればいいのか?
…毎日考えています。
それでは悪銭苦闘をしていた過去の私は、どのように考えていたのでしょうか?
少し振り返ってみましょう。
ちょっと恥ずかしいけど。
過去の私|彼女をどのように支えていたのか?
一言で説明するなら…
細かく生活のルールを決めていました。
それこそが彼女を守ること「愛情」だと確信していました。
具体的には…
・食べ物は健康に良いもの(和食中心)
・一日に食べるおやつの回数&カロリー
・寝る時間と起きる時間
・適度な運動(散歩など)
・金銭管理は基本的にごんた
・日用品は二人で相談して決める
こんな風にして、
生活のルールを細かく決めていました。
もちろん完璧にこなせてはいません。
それでも、日々その目標に向かってがんばっていました。
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いま振り返ってみると
ちょっとやばい。
だいじょうぶですか…ごんた!?
そんな声かけを過去の自分にしてあげたい。
でも当時は、
これでいいんだと確信していました。
++
なぜなら…当時の私は、このように考えていたのです。
こころの病気を抱えている彼女。
自分自身の体調を管理するで一杯いっぱいのはず。
家事などに気を使わせるのは、彼女に余計な負担&プレッシャーとなってしまう。ひょっとしたら、調子を崩してしまうかもしれない。
だからルールを決めておけば、必要以上に頭を使うこともない。決めた通りにするだけ。本人も楽なはず。
…そんな風に当時のわたしは考えていました。
確かに考え方自体は間違っていないと想います。しかしちょっと極端過ぎましたね。
いくら彼女のことが大好きだとしても、心配しすぎ…
++
その結果…
彼女は逆にたくさんのストレスを抱えてしまうようになりました。
当たり前ですよね。
そんなに細かく家のルールを決められたら、息苦しくて仕方ない。
よく喧嘩もしました。
しかし、当時の私はなぜ彼女が怒るのか理解できませんでした。病気の症状で怒りやすいのか…と思ったこともありました。
明らかにごんたの理解不足。
よく彼女に捨てられなかったな…
あーぁ。恥ずかしい…
そんな気持ちを抱えながら、このブログを書いてます。
過去から学ぶ|本人のやる気(モチベーション)を活かす

教訓|過去の体験(失敗談)から学んだこと
施設や病院なら四六時中、
スタッフが居てサポートを受けられる。
しかし家で暮らす場合、本人にずっとついていることは不可能。
年金生活の老夫婦だって…無理無理無理。
人って結構、自分のことで手一杯だったりするものです。
となると…
彼女自身で生活に関わること・身の回りのことをしなければならない。
つまり本人の自主性が絶対に必要。
そして、その自主性を引き出す時に大切なのが…
本人のやる気(モチベーション)を活かすことです。
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過去のごんたには、この「やる気(モチベーション)」に対する考え方が完全に抜け落ちていました。
そのことに気づいた時…
以前のように細かく生活ルールを決めるのは、彼女のやる気(モチベーション)をうばうNG行為。
…やばい。
3回目の入院から退院した時、
この間違いにようやく気づきました。
現在の彼女の支え方|実例を3つ紹介
とにかく、彼女のやる気(モチベーション)を活用すること徹しました。
じゃあ…どうしたのか?
具体的をいくつか紹介します。
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まず…おしゃれ。
彼女は洋服や雑貨などのおしゃれが大好きです。
でも過去の私は、買いすぎないように口出しをしていました。病気が治ってから買えばいい。今は治療に専念しよう。そんなことをよく言っていました。
そうやって彼女の好きなことを我慢させていたのです。これでは元気になれませんよね。
そこで大きく方針転換。
彼女のショッピングには口を挟まないようにしました。最初はちょっと買いすぎる傾向がありました。今まで我慢をしていた反動でしょう。
しかしそれも、しばらくすると落ち着いてきました。意外に彼女は冷静で、自分なりに無駄な買い物をしないように注意しています。
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次におやつ。
以前は太りすぎないように、お菓子のカロリーと食べる回数を管理していました。
ごんたは管理栄養士かなにかですか?
そんなツッコミを受けそう…
しかし今は、彼女が好きなものを好きな時間に食べています。
最初は心配でした。
しかし、どうぞご自由に!!と言われると、逆に自己管理する意識が芽生えるみたいですね。
自分でおやつを控えたり、
お腹が空いたら野菜を食べるなどの工夫をするようになりました。
もちろん羽目を外すときもあります。
しかし体重が増加するほどではありません。
万事順調なり。
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もう一つ… お金。
以前は…
金銭管理は私が全て管理していました。
彼女の障害者年金も。
その年金の中から
毎月のお小遣いを渡していました。
もちろん意地悪が目的ではありません。
私にもしもの事があった時に、ある程度のまとまったお金があると安心だと想ってのこと。
しかし…彼女はとてもストレスだった様子。
当たり前ですよね。
自分で自由に使えるお金がないのですから。
お菓子でも、ジュースでも全部私に聞いてからでないと買えないのですから。
スーパーの買い物だって、私が決めていました。
ぶち切れるのも当然の結果…
これは多いに反省。
今では障害者年金はすべて彼女に一任。
病院代、おしゃれ、お菓子類…すべて年金の範囲内でやりくりしています。
で、現在の様子ですが…
使い過ぎないように注意しています。
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ただし全てを彼女に任せているのではありません。
薬の管理は私。
薬だけは飲み忘れが多くて、彼女に任せるのはちょっと心配だからです。
加えて訪問看護のスケジュールと病院受診の日の調整。
ようするに
本人の不得意なことは、私が主になってサポートします。
そして今、お互いいい距離感で暮らしています。
まとめ
障害を持つ人を家で支える時…
本人の自主性がめっちゃ必要となる。
その自主性を引き出すには、
本人のやる気(モチベーション)を上手く活用すること。
過去の私のように
ルールを徹底的に決めてしまうと
本人の回復をおくらせ、本人も家族も疲れてしまうね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
++最後に宣伝を少しだけ++
こころの病気を抱える彼女と
その彼女に惚れた恋愛経験ゼロの私
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