「幸せのヒント」父親がデイサービスに通い始めました|両親の体験談

過去記事(いずれ整理)

ごんたです。

今回のテーマは「親の介護」です。
実は…私の父親がデイサービスの利用を始めました。

最初は…心配や不安で一杯でした。
介護士として10年以上働いていても、実の親の場合は別物ですね。

そして実際に介護サービスを利用してみた感想…
素直に良かったと言えます。

今日は、その辺りの体験談をお話しします。

介護サービスを利用するかどうかで悩んでいる人へ…
少しでも参考になれば幸いです。

父親がデイサービスを利用するに至るまでの経緯

それでは、順を追って説明をしますね。

家族構成

①両 親:共に70代後半。実家で二人暮らし。父親が認知症(要介護2)。
②ごんた:県外で彼女と二人暮らし。
③ 弟 :結婚して県外で生活。

両親共に高齢なので、まめに帰省したい私ですが…
コロナの影響で、最近は帰省を自制しています。

それでも比較的落ち着いている時期を見計らって、実家に戻っています。
電話では正確な状況を把握しきれませんからね。

もちろん滞在時間は、可能な限り短く「1時間程度」としています。

これから話す内容は、
実家に帰った時のやり取りです。

ある日の実家での会話|デイサービスの利用を進める私

実家に帰ると早々、母親に父親の様子を聞きます。
父親の状態がいつも気になりますので。

以下…母親の話を要約。

実家で二人暮らしが出来ており、
身の回りの日常生活動作に困難を感じることはない。

ご飯、お風呂、着替え…準備をしておけば一人で熟せる。
夜もトイレで1~2回起きますが、それ以外はよく寝ている。

しかし、心配ごとが1つだけ。

それはここ半年ほど…
一人で留守番できないようになってきた。

母親が外出して家に一人いると心配になって外に出て、
迷子になってしまう。

いつも家の近くにいるのですぐ見つかるが…
やっぱり心配。

そのため大好きなボランティアも最近休んでいる。

++

この話を聞いて、
私は「今すぐに手を打たないと…」と感じました。

そして母親に「父親のデイサービスの利用」を強く勧めました。

最初は2人とも乗り気ではありませんでした。
それは当然です。

多少の不安はあるとはいえ、まだ2人で生活を送れているのですから。
早すぎる!!とおっしゃるのも頷けます。

しかし、私はあえて言い返します。
私:「余裕のある時からサービスを受けるのがいいんだよ」
私:「本当に切羽詰まってからだと大変だよ」

特に、父親はデイサービスの利用に渋い顔をしましたが…
私:「お母さんの体調が崩れたらどうすんの?」
私:「正直…1人で生活できんやろ?」

親に向かって言う言葉ではないのかもしれませんが、
言葉に力を込めて伝えました。

結局…デイサービスの利用を受けてみることになりました。

私:「まず地域包括支援センターに行って、デイサービスの利用の相談をして!!」
母:「わかった…明日、相談に行く」

その後、手続きを行ってデイサービスの利用を始めます。

デイサービスの利用を始めた父親

最初のデイサービスは「こんな所は嫌だ。つまらん」と言って、わずか一日で中止。

しばらく期間を空けてから、別の事業所でデイサービスを再挑戦。
すると今度は「楽しい」と喜んでいます。

運動…リハビリが中心のデイサービス。
体を動かすのが好きな父親には合っている様子です。

そこで、この事業所のデイサービスに通うことにしました。

徐々に回数と時間を伸ばして
現在は「9時~16時/週3回」となっています。

デイサービスを利用後の両親の様子|利用して正解だった

両親の近況を報告します。

デイサービスを利用する前に母親が…
休みなく夫(父親)のことを気にかけて生活をするのは、本当に疲れる「相当なストレス」と私に愚痴をこぼしていました。

あのままデイサービスを利用せずに頑張っていたら、母親が介護の疲れで倒れていたかもしれません。

最悪入院というケースも考えられます。
もしそうなれば…

・父親が実家で1人暮らすことは難しい…どうする?
・子供(私・弟)は県外…どうする?
・両親2人の面倒を見る必要がある…負担が倍増。

いずれにせよ、大変なことは間違いありません。

++

しかし…デイサービスを利用することで、
それらのリスクを回避することができたのです。

母親のストレスがグッと減り、精神的な余裕が生まれました。
父親がデイサービスに通っている日は、ボランティアに通っているそうです。

母:「自分の1人の時間、生きがいの時間を持てるので、生活に張りが戻った」
父:「デイサービスは楽しいよ」

デイサービスを利用した結果、
母親・父親それぞれが楽しく過ごせる時間が増えました。

実家での2人暮らしの時間が延長できたのです。

今回の経験から、皆さんにお伝えしたいこと

どうしても、
皆さまに伝えたいことが「1つだけ」あります。

それは…
「介護サービスの利用(相談)は早いほどいい」という事です。

理由は3つ。

介護サービスの利用(相談)早いほどいい|理由その1

介護のサービスをすぐに使えることはありません。
手続きに時間がかかります。

例えば…
市役所に言って申請したら、介護サービスがその日からすぐに使える。
なんてことはありません(緊急性のある場合は別ですが…)。

なので生活に余裕のある時に介護サービスの相談をして、可能なら一度お試しでもいいから受けてみるのがコツです。

仮に…
サービスを受けるのは時期尚早だったとしても、無駄にはなりません。

一度受けておくとサービス利用の流れが分かるので、再び利用する時も安心です。

介護サービスの利用(相談)早いほどいい|理由その2

本人と事業所(デイサービス)との相性があります。
こればかりは実際に利用してみないと分かりません。

今回の父親のケースのように、最初のデイサービスは好きになれませんでした。

しかし生活に余裕があったので、次の事業所を探すことができました。結果的に父親が好きなデイサービスと出会えることができました。

これがもし、切羽詰まって、どこでもいいから利用させてみたいな状態だと…デイサービスの利用が返って状況を悪化させていたかもしれません。

「お父さん…わがまま言わないで、ここで我慢してください!!」こんなこと…できれば言いたくないですよね。

介護サービスの利用(相談)早いほどいい|理由その3

早い段階から事業所と馴染みになっておくと
手厚くサポートしてくれます。

介護をする人も人間です。
関わった時間が長いほど情がわきます。

母親が電話で「スマホの使い方を教えてくれたり、父親が迷子になった時に一緒に探してくれたり…デイサービスとは全く関係ない事も手伝ってくれる時がある」と話してくれます。

本当に感謝しかありません。

まとめ

両親の介護は…多くの人が経験する出来事。

しかし、あまり考えたくないことでもあります。
まだ先の話…なんとかなる。

そうやって先延ばしにして、ある日突然、介護の壁にぶち当たり、
焦りまくってしまう。

これは普通に起こりうる話。
だからこそ、早めの対応が大切になります。

今回の私の両親の体験談が少しでも参考になれば幸いです。

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