幸せのヒント|夢や個性に生き苦しさを感じている友に届けたい|私の体験談

幸せのひとこま

大切な友へ..
夢や個性に生き苦しさを感じているのなら..

夢や個性に..
生きる意味とか人生の目的(価値)を求めすぎちゃダメ。

それらは..
あなたが生きていく上で絶対に必要なものではない。

大切なものではあるけれど..
振り回されると、人生に疲れて不幸になるよ。

+ + +

今回は..
夢や個性に生き苦しさを感じている友に届けたい話。

内容は以下の3つ。

①夢や個性に生き苦しさを感じていた頃の話
②人生の転換期の話
③夢や個性との上手い付き合い方の話

それでは始めます。

夢や個性に生き苦しさを感じていた頃の話

どうして私が..
夢や個性に生き苦しさを感じるようになったのか?

自分の人生を振り返ってみると
10代の頃..学校時代(小中高)にその理由を見つけることができる。

当時の学校の先生から何度も聞かされた言葉..

・あなたの夢は何?
・将来何になりたい?
・これからは..多様性や個性の時代!!
・自分らしさを持つことが大切!!

ぶっちゃけプレッシャーでしかなかった。そんなもん聞かれても分からん!!と心の中でイライラしていた。でも学校の先生が言うんだから必要なんだろう。だから..『夢や個性をはやく見つけないといけないんだ』..と自分に言い聞かせていた。

でもやっぱり..
本当に、本当に、本当はイヤだった。苦しかった..。

自分の将来を考えると不安になり、
夢や個性という言葉を聞くと生き苦しさを感じる10代だった。

注意:この手の話をすると誤解されることがあるので言っておくけど..私の10代が『100%暗黒時代』であったわけではない。部活やゲーム..多少の恋愛などを経験しすることができた良き10代。いまでも尊敬している学校の先生もいます。今回の話はあくまで私の人生の『一側面』であることをご理解ください。

注意書き!!

+ + +

さて..
話を戻します。

夢や個性という言葉を聞くと、生き苦しさを感じていた当時の自分。

今でもよく覚えているのが、
その当時..そんな生き苦しさや不安から逃れるためにやっていた『回避行動』。

何をしていたかと言うと..
『将来の夢、自分らしさ、特技、長所、短所』などをノートに書く作業。

なんの意味もない作業..馬鹿みたいな話だけど実話。

かりそめの夢や個性であることはわかっている..
でもそうしないと期待というプレッシャーに押しつぶされそうだった当時の私。

+ + +

そんな状況の私は..
『迷わず』大学進学を選んだ。

なぜなら..
自分が安心できる『夢や個性』を見つめられないまま社会に出るのが不安だったから、問題の先送りをしたかったから。もちろんこの理由が大学進学の全てではないが..大きな理由の一つであることは間違いない。

結局私は..大学院『修士課程・博士課程』にまで進学して、問題の先送りを行った。

もちろん研究生活は楽しかったけど..『夢や個性から逃げたい..問題の先送り』という中途半端な志が進学したことは事実。当然そんな甘っちょろい人間が、競争の激しい研究の世界で生きていくことは不可能。

結局..30歳半ばで大学を去り、
ごく普通の会社員として働き始める。その後、紆余曲折を経て介護士として働き始める。しかしまだ..『夢や個性に生き苦しさ』を感じ続けていた。

そんな時..
当時の彼女に出会う。人生の転機が訪れた瞬間である。

人生の転換期の話

当時の彼女に出会って、付き合い始めたころの『人生の転換前』の自分。

たしかこんな感じ..
↓↓↓
毎日同じことの繰り返し、ただ働いて、飯食って、寝て..そんな毎日に生きている意味なんてない..。要するに..夢や希望を持たずに生きることは無価値だ。

子供のころに学校の先生から聞かされた『夢や個性』の話の影響があるとは言え..これはかなりの重症。

+ + +

とにかく彼女と一緒に『何かを成し遂げたい』『何者かになりたい』『人とは違う人生を送りたい』..そんな思いで、当時の自分の頭の中はいっぱいだった。

具体例をあげると..
・彼女と雑貨屋さんをする
・彼女のイラスト販売する
・花屋さんをする

..などをいつも夢見ていた。
さらに服装や食べ物、雑貨にもこだわりを持って、個性(自分らしさ)を出そうと躍起になっていた。

でもなんか..気持ちが空回り。

上手く説明できないけど..なんか夢見がちというか、地に足がついていない、ふわふわした状態。

そもそも..
付き合い始める時、彼女は心の病気を抱えていたのだから、将来のことよりも今の暮らしをどう過ごすかが大事なはずだ。

『今の現実をちゃんと見ろ!』!って当時の自分に言ってやりたい。当時の自分..めっちゃカッコ悪い..。

+ + +

私のせいで..彼女の症状は悪化、彼女との暮らしが上手く行かず、さらに彼女の症状は悪化。そんな悪循環に陥って..ついに2度の入院を経験させてしまう。

ほんとバカ。

そうやって..
二人の生活が追い詰められていく。このままでは二人の生活が続けられない..。

トコトン追い詰められる自分。

しかし逃げ場のないところまで追い詰められたことで、自分の人生と正面から向き合うことができた。

おせぇよ!!

+ + +

このままでは..
彼女との暮らしが確実に終わる..。

どうすれば..
彼女との暮らしが落ち着くのか?

幸せな人生を生きるにはどうすればいいんだろう?

そんなことを人生で初めて、真剣に考えた。

もちろん..『正解や答え』は見つからない。しかし彼女との暮らしを安定させることを『私の人生の最重要&最優先の事項』に設定した。

夢や個性..
いまはどうでもいい。

とにかく彼女との暮らしを続けることが唯一。

+ + +

そしてこの決断こそが..
自分の人生を転換させるきっかけとなる。

なぜなら自分の意識が..
過去でも、未来でもなく、いま現在(彼女との日々の暮らしを安定させること)に向けられるようになったから。

夢や個性との上手い付き合い方の話

自分の意識を過去でも、未来でもなく、現在に向ける。それだけ!?..と思うかもしれないが、今までの人生をガラリを変えるインパクトがある。

普通に考えると..
過去の失敗を反省し、将来の夢に向かって一生懸命がんばる。こっちの方が素敵な人生を送れるように思えるけれど..人は過去や未来に生られない。

いま現在にしか生きられない。

つまり一番大切にしなければならないのは『今この瞬間』。結局人は ..今この瞬間瞬間を大切に生きるしかないんだ。

+ + +

そうやって..
今この瞬間を大切に。

そんな思いで日々のありふれた日常に向き合っていると、面白い変化が見られるようになった。

今まで退屈で物足りなさを感じていた、無価値だと思っていた日常が..いとおしく感じられるようになったのである。

この日常もいつかはやがて終わりを迎える。今いる彼女や愛犬ともいつかは別れる日が来る。そう思うと..この何気ない日常がどんなに大切なものなのか。そんな感情が自分の胸の中から溢れ出してくるようになった。

ありふれた何気ない日常を毎日送れる事が..実は奇跡なじゃないかって。

..自分の考え方が変わっていった。

+ + +

もちろん..
夢や個性を追い求めることは素敵。だけどそれって、人生の中では『おまけ』みたいなもの。

有名になったり、大金持ちになったり、裕福な暮らしをしたりする人生は素敵。けれども、その人生が『幸せとイコール』ではない。

日々の生活の中で何を感じて生きていくのか?..を大切にしないといけない。

もちろん誤解のないように..
決して裕福になることを否定しているんじゃないよ。

+ + +

ところで..
私の夢や個性はどこに行ったの?

もちろんちゃんとありますよ
..少し離れた場所に。

+ + +

今の私は..
日々の彼女との暮らしを第一に考えているので、現在に意識をフォーカスしています。とは言え..まったく『夢や個性』を考えることがなくなったわけではありません。

時々..将来の夢や自分らしい人生を想像します。

しかし以前と大きく違うのが..漠然とした『夢や個性』ではなく、今現在の延長線上にある『夢や個性』。

だから自然と安心するんですよね。

そして自分の夢やなりたい自分を..
少し想像してみる。そして..再びいま現在に意識を戻す。

こんな感じて..
そいつらといい距離感で付き合っています。

+ + +

私にとって..『夢や個性』は
際限なく求め続ける『欲』と似ています。欲って..何かを手に入れた瞬間は満足できても、しばらくすると..もっといいモノ(夢や個性)を追い求めて続けてしまう。キリがありません、

『夢や個性』もこの『欲』と同じ。求めすぎないことが大切。それらは人が生きていく上で絶対に必要なものではありません。一見すると、大切なものに思えるけれど..振り回されること、人生に疲れて不幸になることもある。

だからこそ、意識的に距離を取ることが大切なんですよね。

もちろん..あくまでも私の場合。
すべての人に当てはまることはありません。しかし『夢や個性』に生き苦しさを感じている友には大切なこと。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今日は..
夢や個性に生き苦しさを感じている友に届けたい話でした。

ではではまた。

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