「二人の生活から学んだ『介護に役立つ知識』を紹介します♪」

過去記事(いずれ整理)

こころの病気を抱える彼女と
暮らし始めて11年になります。

こころの病気に特有の症状で
大変なこともありますが

人生に役立つ学びもあります。

今回は、二人の生活から学んだ
「介護に役立つ知識」をお伝えします。

結論

まず結論を言います。

二人の生活から学んだ「介護に役立つ知識」は、
「世間一般の常識=健康な人」に合わすのではなく
「自分たちの常識=病気と共に生きる人」に合わすです。

それでは、なぜ私たちが
この結論に至ったのかを説明しますね。

現在の私の家事の分担は?

私たち二人の生活には
家事の分担はありません。

なぜなら彼女が抱えるこころの病気には
波があるからです。

予め決めていたとしても
その通りに進まない事が多いです。

朝決めたことも夕方には変わってしまうことも
よくあります。

だから毎日その時の状態を見て
判断します。

家事の分担を決めることは
私たちにとって効率が悪いことなのです。

以前の私の家事の分担は?

このやり方にたどり着くまでに
時間がかかりました。

なぜなら
「普通なら、〇〇でしょ」という世間一般の常識に
合わせようとしていたからです。

今思えば馬鹿なことです。
しかしその時は真剣でした。

おそらく病気に対する恥ずかしさ・劣等感を
感じていたのが原因です。

その結果
二人で悩んで落ち込んだり喧嘩したりを
繰り返しました。

転機

しかし病気を受け入れ共に生きて行く覚悟ができてから
状況が変わってきました。

「世間一般の常識=健康な人」に合わすのではなく
「自分たちの常識=病気と共に生きる人」に合わせたのです。

だから冒頭に示したこのイラストは
二人に向けられたメッセージです。

つまり
「どちらか一方に向けられたメッセージ」

ではなく
「二人で協力してこまめに洗濯しようね!」
という意味です。

どうですか?
ちょっと素敵ですよね…自画自賛♪

介護への活かし方

そしてこのことが
介護にどう活かされるのでしょうか?

介護を必要とされる高齢者の方は
身体機能が健常者のように
戻ることはありません。

もちろんオムツ対応の方が
紙パンツ対応になったり

車椅子で移動していた方が
歩行で移動できるようになったりはします。

しかし老化の進行は止められません。
スタッフの介助は必要です。

そこで先ほど紹介した視点が
大切になります。

健常者を基準にして考えるのではなく
現在の状態…

  • 認知症の症状が見られる
  • 足を上手く動かせないため歩行困難
  • 頻尿。日中何回もトイレに行く

などをそのまま受け入れて
その状態で安心して生きるには
何が必要なのかを考えます。

その状態でOKなので
健常者と比べて上手くできないことに
イライラしません。

その状態でより快適に楽しく生きるために
必要なことを模索します。

つまり
前向きなポジティブな発想に
なりやすいですよね。

仕事をしていて
イライラすることが減りました。

まとめ

いかがでしたか?

介護で悩んでいる方に
少しでも参考になれば

幸いです。

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