「すこしできたら*すごくしあわせ」

過去記事(いずれ整理)

今日も
・こころの病気を抱える彼女
・その彼氏

二人の共同生活を通して
その実体験から学んだ知恵をお話します。

今回の内容は、
以前の記事でも取り上げていると想います。

それでも
・当事者
・その家族

二人が幸せに暮らすためには、
必須の心得です。

結論

「すこしできたら、すごくしあわせ」と思うことです。

私たちの実体験

見えない不安からくるプレッシャーとストレス

今から数年前になります。

彼女が2度目の入院から退院した時、
彼女はほとんど寝て過ごしていました。

病院の先生からは
「ゆっくりと体力を回復していきましょう。無理は禁物」と
説明を受けていましたが…

私は正直…
不安で仕方ありませんでした。

なぜなら、
こころの病気は外見からは分かりません。
頭の中は見えませんからね。

どの程度、回復しているのか?
さっぱり分かりません。

そして、
その不安な気持ちが私たち二人に
不必要なプレッシャーやストレスを与えてしまいます。

目に見える結果を求める

そのプレッシャーとストレスに
飲み込まれてしまった私は

彼女に日常生活の中でのリハビリを強く勧めるようになりました。

・洗濯
・掃除
・ゴミ出し
・料理
・散歩

「できることからやってみようね♪」と
彼女に勧めました。

柔らかい表現を使ってはいましたが、
その言葉の内側…私の想いは

「どんどんリハビリやろう」
「とにかく体を動かさないとヤバイ」
「今日より明日はもっとできるようになろう」

みたいな
彼女へのプレッシャーとストレスで一杯だったと
想います。

こころの病気は目に見えないのにも関わらず、
目に見える成果を彼女に要求していました。

もっと
もっと
昨日よりもっと

彼女の体調が崩れてしまう

その結果、
彼女の体調は、
なかなか良くなりませんでした。

それは当然ですよね。
彼女の回復の足を私が引っ張っているのですから。

でも当時は気づくことができませんでした。

その結果、
治っていた幻聴が再発して
お薬を増やすことにもなりました。

この時になってはじめて
自分が間違っていた…ということに気づきました。

失敗談から学んだこと

彼女から、
私からのプレッシャーやストレスを感じていたと聞かされました。

「辛かった…」と彼女は打ち明けてくれました。

そこで
私は失敗から学びました。

どんな些細なことでも、
彼女ができたことは彼女に伝えて、
二人でできたことを喜ぶようにしました。

どんなささいな事でも…
・うーまく(飼い犬)と遊んだ
・私が夜勤の時、一人で留守番できた
・ご飯を一緒に食べた

えっ?そんなことまで…と
思うようなことでも、二人で喜ぶようにしました。

ここまでくると、
できたことと言うより、

彼女が行動したことをほめるという感じですね。

そのうちに
彼女の体調も落ち着きました。

まとめ

こころに病気を抱えていると、
どうしても引け目を感じてしまいます。

私もその気持ちはよく分かります。

しかし、世間の風潮に流されてしまうと
ますます自分たちは苦しくなってします。

それよりも、
すこしできたことに目を向けて
幸せをたくさん感じましょう。

自分のたちのできる範囲で十分ですね。

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