幸せのヒント|日常の延長線上に未来がある|過去の苦い経験からの学び

過去記事(いずれ整理)

心の病気を抱える彼女と一緒に暮らし始めて12年を過ぎました。

改めて、その時間を振り返ってみると..
大変な事も、幸せな事もたくさんあった。だから..毎日がかけがえのない時間でした。

そんな風に..今は思い返すことができます。

しかし..付き合い始めの頃はまったく違っていました。

今のこの生活は良くない状態だ..この状況を脱して幸せな暮らしを手に入れるぞ。そんな想いに取り憑かれていました。

もちろん..より良い暮らしを求めることは大切。しかし、目の前の日常を否定して..その先の幸せに辿り着くことはできません

今なら、そう断言できます。
だって..日常の延長線上に未来があるのですから。

今日はそんな話。

日常を否定|過去の苦い経験談

『浪花節@言葉とお絵かき』

付き合い始めてから数年間の私は..いま振り返ると『恥ずかしい野郎』の一言に尽きます。

今からその当時の私を徹底解説。
どうか..『反面教師』として活用して頂けると幸いです。

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私と付き合う前から..
彼女にはパニック発作とフラッシュバックの症状がありました。

当時の私は..
彼女の症状を回復させることで、二人は幸せな生活を送ることができると考えていました。

これだけ聞くと..
別に普通の話に感じるかもしれません。

彼女の病気の症状を回復させたい..そして、彼女が元気になれば幸せな生活を送ることができる。

彼氏なら誰でも想うんじゃない?とあなたも思ったかもしれません。

しかし..当時の私の想いは『どこか歪んで』いました。

彼女の症状が回復した状態が普通..当たり前の状態。だから、現在の状態は良くない..ダメな状態。そんな風に現在の状態を受け入れない..スバリ表現すると『否定』していたのです。

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当時の私の『歪んだ想い』を象徴する会話が..今でも私の頭に残っています。

彼女:こころの病気を抱えているから、大変なこともあるけれど、一緒に暮らせて幸せだよね?

ごん:まぁ確かに..幸せだなと思うことはある。でも、実際は大変なことがほとんど。今の状態を幸せとは思えない..とにかく、今の状況を改善することが大事だといつも考えている。

数年前の二人の会話

そんな会話を交わしたことがあります。

当然..彼女は激しく動揺して、落ち込みました。当たり前ですよね..二人の生活を否定されたのですから。でも当時の私は..その現状をどうしても『受け入れる』『肯定する』ことができませんでした。それを..してしまったら、幸せな人生を送れないとさえ思っていました。

その後..体調はさらに悪化して、2度の入院をすることになります。

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もしも..神様が『当時の私に会わせてくれるなら』..思いっきり『グーパンチ』で当時の自分を100発殴って、フルボッコにしています。

今なら、その考え方が『愚か』であることが分かります。

失敗からの気づき|今の日常の延長線上に未来がある

生きたらえらい 生き生きといきるオンリーでいいというメッセージを描いたイラスト。彼女が描きました。
『生きるだけでえらい@言葉とお絵かき』

二度の入院を彼女が経験した後..私は思い悩みます。自分の考え方が間違っているのでは?と思うようになりました。

そして..ある日、その間違いに気づきます。

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日常を受け入れず、否定し続ける先にある未来。それは..未来の日常を受け入れず、否定する未来。

何が言いたいのかと言うと..
未来は突然..現れるものではありません。日常の延長線上に現れるもの。今のこの現状を受け入れず、否定して、自分にとって都合の良い未来がやって来るはずもありません。

ようやく私は..
『日常の延長線上に未来がある』と思えるようになりました。

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もう少し具体的に言いますと..
彼女の病気の回復を願い..そのための協力や努力をすることは大切です。しかし、今の現状を否定するのは間違っています。

心の病気を抱えながら、辛いことがありながら..
それでも、二人で生活を続けていくことは尊い人生。決して否定されるものではありません。

どんなに困難な状況でも、
人は希望を見出し、幸せを感じることはできます。

私の考えは、いつしか..『日常を受け入れる』ように変わっていました。

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すると..
毎日の日常に少しずつ変化が見られるようになりました。

『大変なことは、これからもあるだろうけど、こうして今日も一緒に暮らせることが幸せだね』と彼女によく話すようになりました。

二人の暮らしは相変わらず質素。スーパーで半額の惣菜を買って食べるのが『ささやかなご馳走』です。休日も..近所をドライブして過ごすのが定番。そして..『今日も一緒にいられて良かったね』が合言葉。

そうやって..
日常を受け入れ、幸せを感じるようになると、

最近は『プチ・キャンプ飯』を作って休日を楽しむようになりました。少しずつアウトドアの『ギア』を揃えて『次はどんなご飯を作ろうか?』と二人で相談しながら楽しむようになりました。

毎日の暮らしを受け入れ、肯定して、大切にしていると..
楽しい未来、幸せな未来が二人に訪れて来るように思えてなりません。

まとめ

日常の延長上に..未来があります。

現状が辛くても、否定してしまえば..その先も未来も否定する未来になります。

どんなに困難な状況でも、人は希望を見出し、幸せを感じることはできる..私はそう想います。

今回の記事が
あなたの人生にプラスとなれば幸いです。

これからも、皆様のお役に立つ内容を発信していきますので、
応援よろしくお願いします。

ではまた。

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This illustration was drawn by my girlfriend. Her wish...love and peace are included in the illustration. The message in this illustration is...she wears rain feathers and is playing in the rain while turning her umbrella by hand.
『She playing with the rain』

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