夕方
私と彼女とドライブしていると
携帯が鳴ります。
発信元を確認すると…
「私の勤めている介護施設」が表示されてます。
嫌な予感。
車を止めて電話に出ると主任が出ます。
主任:「○○さんが体調悪くて…明日の夜勤代わりに大丈夫?」
私 :「はい。困った時はお互い様ですからね。OKです」
彼女の顔が曇ります。
こころの病気を抱えると気持ちの切り替えが苦手
こころの病気を抱える彼女は
気持ちの切り替えが苦手だったりします。
今回のように
急に予定が変わったりすると
頭では理解できても
こころがその変化に追いつかず
不安になりやすいので注意が必要です。
このような場合
どのように対応すれば良いのでしょうか?
そこで今回は
私たちが普段用いているやり方を紹介します。
少しでも参考になれば幸いです。
3つのステップで上手く乗り切れ
ステップ1「相手の気持ちに共感」
まずは相手の気持ちに共感します。
今回の場合…
私:「不安になるのは当然だよね」
私:「急に明日、夜勤なんて自分もびっくり」
私:「夜一人で留守番…やっぱり寂しいよね」
彼女の不安な気持ちに共感します。
時間にして15分から30分くらいです。
ステップ2「自分の気持ちを少しだけ伝える」
しばらく彼女の話に共感していると
少し落ち着いて来ます。
そして機を見て
相手の気持ちを立てつつ自分の想いを控えめに伝えます。
例えばこんな感じ…
私:「いや本当にゴメンね。まあでも体調の悪い時って自分にもあるから…お互い様なんだよね」
この時
彼女:「まあ仕方ないよね。ちょっと辛いけど…」
彼女:「まあでも、今日一緒にいたから良かった」
のような「少し前向きな返事」があればOK
ステップ3へ進みます。
もしそうでないなら
ステップ1に戻ってもう一回相手の話を聞きます。
そして再度
自分の気持ちを伝えてみます。
もし再びダメそうなら
勤務を変わることはできませんと主任に電話連絡して
潔く諦めましょう。
強行突破は相手により大きなダメージを与えてしまい
そのダメージは自分にも跳ね返りします。
ステップ3「埋め合わせを提案する」
彼女の気持ちが少し前向きなことが分かったら
彼女に聞きてみます。
私:「じゃあ何か埋め合わせをするよ。何かして欲しいことある?」
ここでもし
彼女からのリクエストがあれば可能な限り応えます。
私のたちの場合はこんな感じです。
彼女:「だったら今日の晩ご飯は外食したい」
私 :「それいいね♪ちょっと気晴らししたいよね。じゃあ何を食べる?」
もちろん
彼女のモヤモヤがすべて
解消されるわけではありません。
それでも…
・自分の気持ちに共感して話を聞いてもらえた
・その埋め合わせをしてもらえれた
このことで
かなり気持ちは落ち着きます。
まとめ
自分の思い通りに事が運ぶことは
あり得ません。
これは
こころの病気を抱えた人にも
平等に降りかかります。
だからこそ
こころの動揺、不安な気持ちを最小限にとどめるための
やり方を知っておくことは大切ですね。
今回紹介したやり方が
全ての人に当てはまることはありません。
それでも
今回紹介した内容が少しでも参考になれば幸いです。

コメント